手術難易度★★★☆☆

症状：Tシャツの着丈を自分で切って短くしようとしたんですが、どうにもならなくなってしまったのでやり直してほしいです。

診断結果
今回のお直しはTシャツの裾を縫い直し出来るように裾部分をカットして整えてからカバーステッチ（ダブルステッチ）にて処置いたしました。

カバーステッチとはTシャツやスウェットの裾・袖口に多く使われる縫製仕様で、表側に平行した2本のステッチ（縫い目）、裏側はルーパー糸でカバーされる構造となります。元の縫製仕様に近い形で仕上げます。

【注意点】
・カバーステッチは布地を軽く伸ばしながら縫製するため、薄地や柔らかい布地では仕上がりに若干の波打ちが出る場合があります。

・着丈を短くする長さによっては裾をほどいた際に、元の針穴や折り線が残ることがあります。洗濯や着用で次第に馴染みますが、布地によってはうっすら残る場合があります。

・着丈を短くする寸法によって、裾付近のプリントや柄が切れてしまう場合があります。

・洗濯・乾燥による縮率の差で、元の裾ラインが完全に水平でない場合、詰めた後もわずかな歪みが出る可能性があります。

・工場縫製と違い、糸番手・テンションが完全に一致しないため、厳密には新品と同一の縫い目ピッチや質感にならない場合があります。

【お客様がご自身でカットされた場合のデメリット】
縫製に必要な縫い代（約2.5〜3cm）が確保できないと、希望される寸法で仕上げることが出来ない場合が生じます。

・カット後すぐに端が丸まるため、正確な縫製位置が取りづらく、仕上がりが不均一になることがあります。

・カットされた範囲が均一に切れていないと、縫製後に裾が斜めになったりねじれてしまう可能性があります。

・一度切ってしまうと、寸法の修正や希望される元の長さへの復元が出来なくなってしまう可能性があります。

お大事にー☆

今回の手術費用：￥3,850（税込)

入院期間の目安
㋹通常の入院（１週間以内）

※掲載されている価格につきましては、2024年以前の情報が含まれている場合がございます。現在の価格とは異なる可能性がございますので、あらかじめご了承ください。